当社クライアント企業であるB社(サービス業、年商5億程度)のX社長は事業承継で昨年3代目社長として就任しました。X社長は、ここ数年売上高が伸び悩んでおり、何より事業毎・拠点毎の収益や月次で抑えるべきKPIが見える化できていないことに危機感を抱いていました。一方で、社内には勤続20年以上のいわゆる”番頭さん”はいるものの、月次KPI項目の設定、財務経理データから管理会計への展開、KPIや予実分析、役員会での報告資料作成といった新たな取り組みは困難であろうという見立てをしていました。そこで当社へご相談をいただき、支援に入りました。
支援に入り、まずビジネスモデル自体や収益構造の深堀、各事業や拠点の特性について、X社長とのディスカッションを重ねました。その上で、①月次で管理すべきKPI項目の決定 ②財務経理データ→管理会計への展開フォームおよび役員会報告フォームの作成 ③収益および資金見通しツールの作成 と進めた結果、毎月の事業別×拠点別収益の見える化および経営見通しの作成が可能となりました。
現在は、中期経営計画についてX社長とのディスカッションを深めており、次の成長戦略およびそのアクションプランについて策定を進めています。